病気により業務に耐えられない従業員の就業を会社の判断で禁止できますか?

病気により業務に耐えられない従業員の就業を会社の判断で禁止できますか?

2010.07.01

【ポイント】
法律で定められた場合は、あらかじめ産業医その他専門の医師の意見をきいた上で、就業を禁止することになります。

【説明】
安衛法により、事業者は以下の労働者については、
その就業を禁止しなければなりません。

  1. 病毒感染のおそれのある伝染性の疾病にかかった者(ただし、伝染予防の措置をした場合は除く)
  2. 心臓、腎臓、肺等の疾病で、労働のため病勢が著しく悪化するおそれのあるものにかかった者
  3. 前各号に準ずる疾病で厚生労働大臣が定めるものにかかった者

この安衛法の規定により就業を禁止しようとするときには、あらかじめ産業医その他専門の医師の意見をきかなければなりません。その労働者の疾病の種類、程度、産業医等の意見等に勘案して、できるだけ作業転換、時間短縮その他必要な措置を講ずることにより就業の機会を失わせないようにして、やむを得ない場合に限り就業を禁止する趣旨であり、種々の条件を十分に考慮し慎重に判断しなければなりません。

また、就業規則で、病者の就業禁止と休業期間の賃金の扱いについて整備しておく必要があります。

【関連条文】
■関連法令
安衛法第68条、感染症予防法第18条
■関連通達

■関連判例

■罰則
病者の就業禁止をしないと安衛法第119条(病者の就業禁止義務違反)
-6か月以下の懲役又は 50万円以下の罰金
■関係書式

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