当社では、派遣労働者を受け入れていますが、先日、派遣労働者が仕事中にケガをしてしまいました。当社と派遣元どちらの労災保険が適用されますか?

当社では、派遣労働者を受け入れていますが、先日、派遣労働者が仕事中にケガをしてしまいました。当社と派遣元どちらの労災保険が適用されますか?

2010.07.01

【ポイント】
派遣元の労災保険の適用を受けます。

【説明】
派遣労働者も労働者なので当然に労災保険の適用を受けます。労災事故は通常派遣先で発生するので、派遣元・派遣先どちらの労災保険が適用されるかが問題になります。この点について行政通達は『労働者派遣法においては、特例を設けず、派遣元事業主に災害補償責任を負わせる』としています。

しかし、派遣労働者の労災保険の適用関係や災害補償責任が派遣元にあるからといって、派遣先が何もしなくていいわけではありません。派遣労働者に労災事故が発生したら派遣先は以下のことをしなくてはなりません。

  1. 労災指定病院で診療を受けさせること
  2. 労災事故が発生した日、時間、場所等の状況を把握すること
  3. 派遣元に事故の状況を通知すること
  4. 死傷病報告書を提出し、その写しを派遣元に送付すること

【関連条文】
■関連法令
労災法第7条、安衛法第100条、安衛則第97条、派遣法第45条、派遣則第42条
■関連通達
S62.3.26発労徴第19号・基発第168号・職発第153号
■関連判例

■罰則
死傷病報告を提出しないと安衛法第120条(報告義務違反)-50万円以下の罰金

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