半年ほど前に退社した社員から在職中の残業代の未払い分を請求されました。この場合、支払わなければいけませんか?

半年ほど前に退社した社員から在職中の残業代の未払い分を請求されました。この場合、支払わなければいけませんか?

2010.07.01

【ポイント】
労基法で定める賃金(退職手当を除く)は、支払日から2年までの期間であれば労働者は会社に対して請求できます。

【説明】
在職中でなくても、賃金の支払日から2年経っていないものについて労働者から賃金の請求があった場合は、その請求内容が妥当であれば支払わなければいけません。ただし、退職手当の時効期間については5年ですので5年経つまでに請求があった場合には、会社の就業規則に退職金に関する定めがある以上は支払わなければいけません。

また、賃金台帳は 3年間保管する義務もありますので請求されて賃金台帳がないといった理由では支給できない理由にはなりません。この場合は、賃金未払いと、賃金台帳保管の義務違反の2つの罰則が適用になります。

【関連条文】
■関連法令
労基法第 109 条、労基法第 115 条
■関連通達
H13.4.6 労基発 第339号
(労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関する基準いついて)
■関連判例
三晃印刷事件(東京高 H10.09.16 )
■罰則
労基法第 120 条(賃金の支払・記録の保存義務違反)-各 30 万円以下の罰金

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